毛が濃くても…

 

物心がついた頃から体毛が濃いことで、思い出がたくさんあります。特に濃いのは太ももです。

 

人との違いに気が付いたのは、小学校5年生の時です。初めて同じクラスになった友達の脛毛が、大人よりも濃いという話で盛り上がりました。非常に楽しかったです。その日からみんなで、その子の脛毛を挨拶がわりに抜く遊びにハマったんですが、どんどんエスカレートしていきその子の脛毛が無くなるぐらい抜きまくりました。それはもう痛かったでしょう(笑)すいませんでした。

 

そんなある時気付いてしまったのです。脛毛、腕毛は友達の方が濃かったのですが、よく見たら…太ももは自分の方が濃い…なんてこった。このままでは抜きすぎて少なくなった友達の脛毛の代わりに自分のもも毛が標的になってしまうではないか。しかも脛毛よりもも毛の方が痛い…多分…

毛濃い10
その日から太ももかくしの日々がグランドオープンしました。
半ズボンは絶対に履かない、体育の授業では目立たない。毛の話題にならないように努めて…常にドキドキしてました。

 

しかし、事件は起きました。お母さんが買ってきてくれたカッコいいジャージで学校にいくと、朝から周りの視線を感じる。新しいジャージだからかなぁ…気分は悪く無かったです。その日の給食でシチューが出ました。大好きです。みんなから注目も浴びるし、気分よくおかわりもしました。ばくばく食べていると…ボタッ…アツっ…シチューをこぼして、その光景を見ました。今でも鮮明に覚えています。怖かった…

 

黒い…白いジャージの一部分だけめっちゃ黒い…黒…なにこれ…拭いても落ちない…模様にしてもなんか汚い…もも毛やん…最悪やん…

 

絶望の縁に立たされ、隣の人と目が合いました。朝からもも毛出とるで…そーなんや…言ってや…つかもも毛濃いのバレるやん…○○って毛濃いよな…バレてたんや…何でもも毛抜かれ無かったんやろ…あ…そんなキャラじゃなかった…